日本学術会議第25期推薦会員任命拒否に関する人文・社会科学系学協会共同声明

                             2020(令和2)年11月6日
 日本学術会議第25期推薦会員任命拒否に関する 人文・社会科学系学協会共同声明

 私たち人文・社会科学分野の104学協会(内、4学会連合を含む)および115の賛同学協会(内、1学会連合を含む)は、日本学術会議が発出した2020(令和2)年10月2日付「第25期新規会員任命に関する要望書」に賛同し、下記の2点が速やかに実現されることを強く求めます。

1.日本学術会議が推薦した会員候補者が任命されない理由を説明すること。
2.日本学術会議が推薦した会員候補者のうち、任命されていない方を任命すること。

104学協会名(省略)
115賛同学協会名(省略)

 上記共同声明に、文全協は発出団体として参加します。


 文化財保存全国協議会では、すでに文全協常任委員会名で声明「日本学術会議の新会員候補6名の速やかな任命を求めます」(2020年12月5日付、『文全協ニュース』227号所収)を発表し、菅義偉内閣総理大臣宛に送付しています。
 文全協事務局では、人文・社会科学系学協会共同声明については純然たる学会の共同声明であると考え、その参加を見合わせてきました。しかし、日本考古学協会会長・考古学研究会代表連名で、「日本学術会議推薦会員任命拒否に関わる人文・社会科学系学協会共同声明への参加ご案内」(2020年12月20日付)を受け、日本考古学協会に「人文・社会科学系学協会」の性格を問い合わせました。日本考古学協会事務局には丁寧な対応をいただき、人文・社会科学系学協会連合連絡会事務局にも照会いただいた上で、共同声明への参加に問題がないことを確認しました。
 以上の経緯を踏まえ、文全協事務局では、2021年2月28日、文化財保存全国協議会として共同声明に発出団体として参加することを決定し、各常任委員に連絡して了解を得ました。 (事務局)

2020年11月06日