第53回京都大会「都市遺跡を未来につなぐ」を開催しました。

文全協第53回京都大会「都市遺跡を未来につなぐ」を開催しました。

まず、6月23日(金)立命館大学朱雀キャンパス 中川会館にて、総会および全国委員会を行いました。会場参加者20名のほか、オンラインでの参加もありました。2022年度活動報告・決算、2023年度運動方針・予算がそれぞれ提案・承認されました。会員拡大のため、全国各地での歴史講座開催が提起されるなど、活発な議論が交わされました。

 

2日目の6月24日(土)は、遺跡見学会「近現代の京都を歩く」です。快晴でうだるような暑さの中、伏見や五条坂周辺の観光では訪れないようなディープな都市遺跡を堪能しました。ご案内いただいた木立雅朗さんと学生のみなさん、大変お世話になりました。

 

25日(日)は立命館大学朱雀キャンパス5階大講義室を会場に、大会「都市遺跡を未来につなぐ-遺跡の上で暮らすために-」を開催しました。


午前は基調講演と報告を1本。
・基調講演「遺跡の上で暮らすために-歴史都市京都の近現代遺跡を中心に-」
             木立雅朗 氏(立命館大学)
・報告①「京都における歴史的景観保全の取り組み」
             中島 晃 氏(弁護士・市民共同法律事務所)
報告後、第24回和島誠一賞授与式が行われました。⇒和島誠一賞の紹介ページ

 

午後は記念講演と3本の報告。
・記念講演「長岡京から平安京へ ~棄都の思想~」瀧浪貞子 氏(京都女子大学名誉教授)
・報告②「京都における文化遺産の観光資源化と保全をめぐって
       ~インバウンド・バブルとコロナ禍を超えて~」中井治郎 氏(文教大学)
・報告③「水無瀬離宮跡を未来に」前川佳代 氏(奈良女子大学 大和・紀伊半島学研究所)
・報告④「尾道遺跡の保存活用と歴史的景観保全の取り組み」
                西井 亨 氏(尾道市企画財政部文化振興課)

参加者は、会場88名、オンライン30名、計118名でした。ご講演、ご報告いただきましたみなさん、会場の手配から裏方までご尽力いただきました立命館大学のみなさん、そして京都大会実行委員会のみなさん、3日間のイベントほんとうにおつかれさまでした。
本大会のレポートは、8月初旬発送予定の会紙『文全協ニュース』に掲載予定です。どうぞご期待ください。

2023年06月30日