第52回東京大会を開催しました。

文全協第52回東京大会「東日本の世界文化遺産の現状と課題」を開催しました。

まず、6月24日(金)早稲田奉仕園リバティホールにて総会および全国委員会を開催しました。会場参加者15名、オンライン(zoom)参加者7名でした。みなさんおつかれさまでした。


2日目の6月25日(土)は見学会「東京都心の文化遺産を歩く」です。快晴(炎天)のなか参加者されたみなさん、おつかれさまでした。高輪築堤跡(高輪ゲートウェイ駅周辺)は写真のとおり開発の最中でした。


26日(日)は早稲田大学のAV教室にて大会を開催しました。
午前は2本の報告。
報告①「東京都港区高輪築堤の保存運動」菊池誠一氏(昭和女子大学名誉教授)
                   菊池久氏(高輪築堤の全面保存を求める会)
報告②「『佐渡島の金山』世界遺産登録をめぐって」橋本博文氏(新潟大学名誉教授)
報告後、第23回和島誠一賞授与式が行われました。⇒和島誠一賞の紹介ページ

午後は記念講演と2本の報告。
記念講演「世界文化遺産:北海道・北東北の縄文遺跡群」
      菊池徹夫氏(早稲田大学名誉教授、福島県文化財センター白河館館長)
報告③「岩手県一戸町御所野遺跡の保存と活用」高田和徳氏(御所野縄文博物館館長)
報告④「東京都西東京市下野谷遺跡の保存と活用」亀田直美氏(西東京市教育委員会学芸員)

世界遺産と縄文遺跡、高輪築堤をめぐってさまざまな議論がなされ、多くの学びと宿題をいただきました。会場参加者46名、オンライン参加者30名、計76名のみなさんどうもありがとうございました。会場を提供いただいた早稲田大学考古学研究室のみなさん、運営にご尽力いただいた大会実行委員会のみなさんにも感謝いたします。

なお、大会決議「高輪築堤跡の現地保存と第2期工事計画の説明を求める決議」を採択し、関係機関、東京都議会および港区議会の各政党・会派に送付しました。
文全協による要望・声明

ご参加出来なかったみなさん、大会資料集を希望される方は、大会実行委員会または本会事務局までご一報ください。残部僅少でなくなり次第終了ですが一部1000円にてお分けします。

2022年07月02日